海底での体内窒素
空気中の80%を占める窒素は、大気圧下では約1リットルが身体の中に溶け込んでいます。身体に溶け込んでいる窒素の量は、圧力が高くなればさらに多く溶け込み、水深10メートルでは1リットル、水深20メートルでは2リットルの余分な窒素が体内に溶け込みます。海底にいる間に溶け込んだ窒素は、浮上のときは圧力が減少するので、余分な窒素は体外へ排出されます。しかし、浮上の速度が速すぎると、窒素が体外へ十分排出されず、身体の中で気泡を作ってしまいます。窒素が体外へ十分排出されず、身体の中で気泡を作ってしまう現象は、ビールの栓を抜くときにも見られます。ビールには高い圧力で大量の炭酸ガスを溶け込ませてあり、ビールの栓を抜くと、圧力が急に減少するため、溶け込んでいた炭酸ガスが気泡になります。
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