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ブラック・アウトへの注意

長い間息をこらえると、体内の酸素が消費され、炭酸ガスが蓄積されます。炭酸ガスの蓄積は呼吸中枢を強く刺激するので、ついには息を止められず、呼吸を再開する。身体の組織の中でもっとも酸素を消費するのは、脳組織です。身体の組織の中でもっとも酸素を消費するのが、脳組織のため、長い間苦しいのを我慢して息を止めていると、最初に脳が酸素欠乏となり、脳の機能が麻痺し、意識を失うことになります。脳が酸素欠乏となり脳の機能が麻痺し、意識を失うことを、ブラック・アウトといいます。ブラック・アウトを防ぐには、我慢しすぎの息こらえ潜水は止めなければなりません。スキン・ダイビングを行う場合には、息苦しく感じる前に浮上します。海底の美しい景色や魚に熱中し、無意識に自分の能力以上の息こらえをすることもあるので注意しましょう。
息こらえ潜水の前に、早く、大きな深呼吸を数回行う(息こらえ潜水の前に、早く、大きな深呼吸を数回行うことを「ハイパー・ベンチレーション」と呼びます)ことによって、体内の炭酸ガスが洗い出され、通常の息こらえ時間より長い間息をとめていることができます。息こらえ潜水を行う直前にハイパー・ベンチレーションを行うと、息苦しさを感じる前に体内の酸素が消費しつくされ、浮上の途中でブラック・アウトになる可能性が高く、危険です。(浮上過程は、水圧の減少に伴い血液の酸素分圧が急激に低下し、ブラック・アウトになりやすい。)また、浮上と同時に意識を失い、沈んでいくこともありますので、バディ(ダイビングにおいては、安全上必ず2人1組のペアを作ります。2人1組のペアをバディと呼んでいます)の者または監視者は、相手が水面に浮上したからといって安心してはなりません。浮上後もしばらくの間は注意しておく必要があります。

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