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ダイビング実践の知識

1100Cカード,今後、余暇か活動として従来から楽しまれていたヨット、モーターボート及び親水性の海水浴、潮干狩、釣りなどのマリンレジャーに加え、スキューバダイビング、ウインドサーフィンなどのスポーツ型のマリンレジャーが進展することが予想されています。 海は、主として船舶の海上交通及び漁業の場として利用されていましたが、今後はマリンレジャーの場としても盛んに利用されることでしょう。海上においては衝突などの事故防止、資源の保護などを計るため、いろいろな海のルールがあります。一方、海は、穏やかな時でも潮流があり、また、気象の変化によって大時化となったり、陸上では予想もできないような状況になることがあります。 より安全にスキューバダイビングといったのマリンレジャーを楽しむためには、海への十分な理解が必要であります。

無減圧潜水

人間の身体は、窒素が飽和の限界を超えて存在しても、直ぐに体内に気泡が発生し、減圧症にかかる訳ではありません。ある程度なら余分な窒素に対し許容量があります。余分な窒素に対する許容量は、大気圧下で身体の中に溶けている窒素量1リットルの2倍までです。大気圧下で身体の中に溶けている窒素量1リットルの2倍までの量は、水深10メートルまでならいくら長い時間潜っていても減圧症にかからない事実から知られたことです。したがって、深くて短い時間でも、浅くて長時間でも、身体に余分に溶け込む窒素量が1リットル以内なら減圧症にかかることはありません。深くて短い時間でも、浅くて長時間でも、身体に余分に溶け込む窒素量が1リットル以内の潜水を無減圧潜水と呼んでいます。


ダイビングテーブル

ダイビングテーブルの法令は、日本、アメリカ、イギリス、フランス式等があり、国によって多少異なっています。法令が国によって多少異なっているのは、採用している計算式の相違のために生じた結果で、どの国のダイビングテーブルも、安全について十分配慮して作っています。ダイビングテーブルの使用方法を確実に理解する必要があり、浮上の速度もダイビングテーブルは指示しています。しかし浮上の速度指示は、本来海底でぎりぎりまで作業して浮上するプロダイバー向けで、可能な限り作業時間を取るプロダイバーは、減圧計算上も余裕がなく、厳密な浮上速度を求めます。ところが、レジャーダイビングでは余裕を持った無減圧潜水を行うべきなので、浮上速度は遅くなっても心配ありません。むしろ早すぎる浮上は、肺の破裂の恐れがあるので危険です。


減圧症と減圧症の防止

浮上の速度が速すぎて、窒素が体外へ十分排出されず、身体の中で気泡を作ってしまいます。人体に気泡が発生すると、気泡の発生した場所(組織)により様々な障害が起こります。人体の気泡の発生した場所(組織)により様々な障害が起こることを減圧症と呼んでいます。減圧症は、ダイビング終了後数時間のうちに症状が発生します。軽い症状は身体のかゆみで、重症になると身体が麻痺してしまいます。減圧症を防ぐには、体内に窒素の気泡ができないようなゆっくりした減圧をしなければなりません。減圧症を防ぐため、体内に窒素の気泡ができないようなゆっくりした減圧をしなければならないため、深度と潜水時間の関係を定めた減圧表(ダイビングテーブル)があり、安全な浮力方法を指示してあります。


海底での体内窒素

空気中の80%を占める窒素は、大気圧下では約1リットルが身体の中に溶け込んでいます。身体に溶け込んでいる窒素の量は、圧力が高くなればさらに多く溶け込み、水深10メートルでは1リットル、水深20メートルでは2リットルの余分な窒素が体内に溶け込みます。海底にいる間に溶け込んだ窒素は、浮上のときは圧力が減少するので、余分な窒素は体外へ排出されます。しかし、浮上の速度が速すぎると、窒素が体外へ十分排出されず、身体の中で気泡を作ってしまいます。窒素が体外へ十分排出されず、身体の中で気泡を作ってしまう現象は、ビールの栓を抜くときにも見られます。ビールには高い圧力で大量の炭酸ガスを溶け込ませてあり、ビールの栓を抜くと、圧力が急に減少するため、溶け込んでいた炭酸ガスが気泡になります。


肺の傷害の防止

ダイビング中は、水面下で高圧の空気を吸っており、高圧の空気は浮上するにつれて膨張します。息を止めて浮上すると、膨張した空気が逃げず、ついには肺が破裂します。同じことは、B.C(浮力調整器)についても言えます。肺の破裂を防ぐためには、浮上するときは息を止めず、普通の呼吸を繰り返しながら、ゆっくり浮上しなければなりません。圧力の現象による気体の体積の膨張率は、水深の浅いところほど大きくなります。例えば、水深20メートルから10メートルへ浮上したとすると、期待の膨張率は1.5倍ですが、10メートルから水面まで浮上した場合は、同じ10メートルの上昇でも期待の体積は2倍になります。浅いところだといって安心してはいけません。浮上するときは肺の破裂に十分注意しましょう。ただし、スキン・ダイビングの場合は、水面上で肺いっぱいに空気を吸い込んで潜り浮上しても下の体積に戻るだけなので、肺破裂の心配はありません。


窒素酔いへの対応

空気中に約80%含まれている窒素は、陸上では影響を与えることはないが、ダイビングでは重大な問題を含んでいます。ダイビングでは、水深30メートルを超えると、窒素ガス麻酔作用が現れ、酒に酔ったような状態になることがあります。酒に酔ったような症状を、窒素酔いと呼んでいます。スクーバ・ダイビングにおいては、窒素ガス麻酔作用が現れ、酒に酔ったような状態の窒素酔いは非常に危険です。上下左右の方向感覚がなくなり、さらに深く潜ったり、マウスピースを離したりすることがあります。窒素酔いは水深が深いほど重症となるため、レジャーダイバーは、潜水深度が30メートルを超えるようなダイビングプランは立てないようにします。できれば、20メートル以内が安全です。また、潜っていて「変だな、酔ったようだ」と感じたり、他のダイバーが奇妙な動作をするようなときは、直ぐに浮上させましょう。浅いところでは、窒素酔いの症状は無くなります。


スーツによるスクィーズへの注意

ウェットスーツを着用して肘や膝を曲げると、肘や膝の裏側にスーツのしわができます。肘や膝の裏側のスーツのしわの部分に空気が残っていると、潜っていくにつれて肘や膝の裏側のスーツのしわの部分の空気と外の圧力差が大きくなってくるので、スーツで肘や膝の裏側の皮膚がしめつけられ、みみず腫れができ、痛みを感じます。スーツスクィーズは、身体にぴったりフィットしたスーツを着用し、肘や膝に違和感を感じたら、スーツの中に水をいれ、肘や膝の違和感の部分の空気を追い出すことで、妨げます。


マスクによるスクィーズへの注意

マスク内には、画面との間に大きな空間があるため、潜っていくとマスクが外からの圧力を受け、顔面にぴったりと張り付くような感じを受けます。顔面にぴったりと張り付くような感じのままの状態で潜っていくと、マスク内と外の圧力差が益々大きくなっていくため、鼻からマスク内へ空気を送り込み、マスク内の圧力を外の圧力とつり合わせます。鼻からマスク内へ空気を送り込み、マスク内の圧力を外の圧力とつり合わせる方法をマスクブローと呼んでいます。


歯のスクィーズへの注意

虫歯を治療したときに、歯の内部に空洞ができることがあります。歯の内部の空洞は、ダイビングを行うためには面倒な問題となります。虫歯を治療したときの歯の内部の空洞は完全に閉鎖されているため、潜るにつれて、外からの圧力を受けて、強い痛みを感じることがあります。外からの圧力を受けて、強い痛みを感じる場合は、歯の内部に空洞ができないように治療し直してもらわなければなりません。また、初めて歯の治療を行うときは、ダイビングを行うことを意思に告げ、歯の内部に空洞ができないように注意してもらいましょう。


副鼻腔のスクィーズへの注意

頭蓋骨には、副鼻腔と呼ばれるいくつかの空洞があります。副鼻腔は、美空を通して外科医と通じています。普通、美空の出入り口は開いた状態となっているので、潜っていっても、自然に副鼻腔に空気が入り、外の圧力と釣り合うようになっています。しかし、風邪を引いたりすると、鼻腔や福鼻腔に炎症が起こり、鼻腔や副鼻腔の出入り口が腫れて塞がってしまいます。鼻腔や副鼻腔の出入り口が腫れて塞がった状態でダイビングを行うと、潜降するに伴って周囲の圧力が高まっても副鼻腔内の圧力は変化しないので、副鼻腔は周囲からの圧力を受け、激しい痛みを生じます。副鼻腔の激しい痛みは、3~5メートル潜ると感じますが、耳の場合と異なり、耳抜きのような方法はないため、直ちに浮上しなければなりません。


耳抜きの必要性

耳抜きは、1~3メートル毎に、耳に痛みを感じる前に行うのがコツです。耳抜きを行うと「ポッ」というような音がして、耳の違和感が無くなります。しかし、風邪などで、体調が良くないときにダイビングをすると、耳管が開かず、耳抜きができないことがあります。耳抜きができない場合は、ダイビングは中止しなければなりません。耳抜きができない状態で無理してダイビングを行うと、鼓膜が破れてしまいます。風邪などでダイビングをして、耳管が開かず耳抜きがでないために、鼓膜が破れないために、ダイビングを計画する場合には、体調を整えておくことが大事です。また、ダイビング前夜の飲酒は慎み、睡眠を十分とりましょう。


耳抜きの方法

潜るにつれて、水圧によって鼓膜が圧迫されるため、耳に痛みを感じます。耳は水圧の変化に対して非常に敏感で、水面下2~3メートル潜っただけでも痛みを感じ、耳の痛みを感じたまま潜降を続けると、鼓膜は破れてしまいます。耳の痛みを感じたまま潜降を続けると、鼓膜が破れるため、深く潜るには鼓膜の内外の圧力を等しくしなければなりません。内外の圧力を等しくする方法として「耳抜き」という技術があります。耳抜きは、鼻をつまんで、口から空気を出さずに鼻をかむようにして行います。耳抜きを行うと、通常は閉じている耳管を通して中耳腔に入り込むため、鼓膜の両側の圧力が等しくなり、耳の痛みは消えます。鼻をつまんで、口から空気を出さずに花をかむようにする耳抜き動作を繰り返していけば、鼓膜を破ることなく、さらに深く潜ることができます。耳抜きの良否は個人差があり、顎を動かしたり、唾を飲み込んだりするだけで耳抜きができる人もいます。


ブラック・アウトへの注意

長い間息をこらえると、体内の酸素が消費され、炭酸ガスが蓄積されます。炭酸ガスの蓄積は呼吸中枢を強く刺激するので、ついには息を止められず、呼吸を再開する。身体の組織の中でもっとも酸素を消費するのは、脳組織です。身体の組織の中でもっとも酸素を消費するのが、脳組織のため、長い間苦しいのを我慢して息を止めていると、最初に脳が酸素欠乏となり、脳の機能が麻痺し、意識を失うことになります。脳が酸素欠乏となり脳の機能が麻痺し、意識を失うことを、ブラック・アウトといいます。ブラック・アウトを防ぐには、我慢しすぎの息こらえ潜水は止めなければなりません。スキン・ダイビングを行う場合には、息苦しく感じる前に浮上します。海底の美しい景色や魚に熱中し、無意識に自分の能力以上の息こらえをすることもあるので注意しましょう。
息こらえ潜水の前に、早く、大きな深呼吸を数回行う(息こらえ潜水の前に、早く、大きな深呼吸を数回行うことを「ハイパー・ベンチレーション」と呼びます)ことによって、体内の炭酸ガスが洗い出され、通常の息こらえ時間より長い間息をとめていることができます。息こらえ潜水を行う直前にハイパー・ベンチレーションを行うと、息苦しさを感じる前に体内の酸素が消費しつくされ、浮上の途中でブラック・アウトになる可能性が高く、危険です。(浮上過程は、水圧の減少に伴い血液の酸素分圧が急激に低下し、ブラック・アウトになりやすい。)また、浮上と同時に意識を失い、沈んでいくこともありますので、バディ(ダイビングにおいては、安全上必ず2人1組のペアを作ります。2人1組のペアをバディと呼んでいます)の者または監視者は、相手が水面に浮上したからといって安心してはなりません。浮上後もしばらくの間は注意しておく必要があります。


潜水と呼吸

陸上では1気圧の空気(酸素約20%、窒素約80%)を呼吸していますが、ダイビングでは、周囲の圧力に応じた空気を呼吸します。水深30メートルでは、4気圧の空気を呼吸します。4気圧の空気の呼吸をするため、エアータンク内に不純な空気があると、水面付近では影響のないもの、水深30メートルでは水面の4倍の影響を被ることになります。陸上では害にならない微量の排気ガス(一酸化炭素ガス)の混入でも、水深が増すと中毒にかかる恐れがあります。中毒の障害を防止するために、ダイビング用の呼吸器には正常な空気が充填されていなければなりません。陸上で吸って、臭いにおいのエアータンクは使ってはいけません。また、ダイビング中に呼吸する空気は、高い圧力により空気密度が増して、陸上で呼吸する場合と感じが異なります。すなわち、レギュレーターの空気抵抗の増大により、深い水深では意識的に空気を吸うような感じになります。


身体の構造と潜水

人の身体は、筋肉、内臓などほとんど水分で占められている組織と数パーセントの固い骨組織で成り立っています。ダイビングにより、身体の表面に圧力が加わると、身体表面の圧力は身体のあらゆる部分に伝わり、身体の圧力と外の圧力が等しくなります。身体圧力と外の圧力が等しいため、人の身体は、深く潜っても変形しません。一方、人の身体には硬い骨に囲まれたいくつかの空間(空洞)が有ります。硬い骨に囲まれたいくつかの空間(空洞)は外界と通じているため、硬い骨に囲まれたいくつかの空間(空洞)の圧力も高くなるが、耳抜きをすることで、障害は発生しません。なんらかの理由により硬い骨に囲まれたいくつかの空間(空洞)が閉鎖されると水圧によって圧迫されるので、障害(スクィーズ)が発生することになります。水圧によって圧迫された時に発生する障害の中で、レジャー・ダイバーが注意することは、耳(中耳腔)、福鼻腔、歯のスクイーズです。


色の変化

水中にもぐっていくと、水深が増すにつれて光が吸収され、陸上の色とは違った色に見えます。色の変化は、先ず、赤系統の色から消え始め、次いで、黄色、青系統の順で消えていきます。水深5メートルほどでもう赤は黒っぽくなり、40メートル付近では青色が残るだけとなります。水深が増すにつれて光が吸収されるため、陸上では、赤、ピンクなどの鮮やかなウエットスーツでも、水中にもぐると黒っぽいスーツに見えます。黄色、青色を主体としたスーツのほうが水中での色の変化が少なくなります。しかし、深く潜ってい吸収された色も、水中ライトなどで照らすと、本来の色に見えます。


水中での音の伝わり方

音の伝わる速度は、水の中では空気中に比べて約4倍のスピードで伝わります。(空気中の音の伝わる速度は、約340m/s、水中では約1400m/s)。陸上においては、両耳に伝わる音の時間差で音の方向を判断することができますが、水中では音の速度が速いため、両耳に伝わる音の時間差が小さくなり、音の方向を判断することが難しくなります。音の方向を判断することが難しくなるため、ダイビングを終えて浮上するときに船のスクリューの音が聞こえた場合には、付近に船がいることは分かりますが、どっちの方向にいるか分かりにくくなり、非常に危険ですので、周囲を十分注意しながら海面まで浮上しなければなりません。


光の屈折

私たちが見ている周囲の物体は、光が反射されて空気中を通過して映し出される像です。光は、光が反射されて空気中を通過する物質によって速度が異なり、複数の物質を通過すつと屈折(光の進む方向が変化すること)することとなります。水中でダイバーが見る物体は、水中でダイバーが見る物体から反射された光が、水、面マスクのガラス、面マスクの内の空気と三つの物質を通過してダイバーの目に届くことになるため、光が大きく屈折し、実際の大きさより4/3倍に大きく見えます。また、距離も実際より近づいて見えます。


潜水深度と空気の消費量

スキューバ・ダイビングにおいては、深度(水圧)に応じた圧力の空気を、レギュレーターを通して呼吸しています。水面においては1気圧の空気を呼吸していますが、水深10メートルでは2気圧、20メートルでは3気圧の空気を吸収することになります。水面において1気圧の空気を呼吸していますが、水深10メートルでは2気圧、20メートルでは3気圧の空気を吸収することになるため、同じ容積のエアータンクを使用してスキューバ・ダイビングを行っても、潜る深度が変わると圧力が変化するため、空気の消費量が変わってきます。例えば、10メートルの水深では水面の2倍、20メートルでは3倍の空気を消費しますので、早くタンクのエアーは無くなります。


気圧の体積の変化

気圧の体積は、周囲の圧力が増加していくと、周囲の圧力が増加していくのに反比例して収縮します。例えば、ボールを沈めていくと、水深10メートルでは水面での体積の1/2、水深20メートルの位置では1/3と収縮していきます。収縮したボールを浮上させていくと、反対に膨張していき、水面では元の大きさに戻ります。ただし、水中の深いところでエアータンクなどから高い圧力の空気でボールを膨らませたとすると、高い圧力の空気で膨らませたボールは浮上するにつれて体積が膨張し、ついには破裂してしまいます。ボールが破裂することは、スキューバ・ダイビングで誤った浮上法を行うと肺が破裂することを意味しています。人の身体は、骨などの固い組織と水分の多い柔らかい組織でできているので、気体の場合のように、深く潜っても身体が収縮することはありません。


水中の圧力と大気圧と水圧

私たちが水中にもぐる場合には二つの力(圧力)を受けます。一つは水面上の空気の重量(大気圧)であり、もう一つは水の重量(水圧)です。私たちは空気の中で生活していますが、空気の重さを感じることはありません。しかし、実際は、空気の重さによる約1.03kg/cm2の力を受けています。空気の重さによる約1.03kg/cm2の力を大気圧と呼んでおり、潜水における圧力の基準として使用されます。水中では、大気圧に加え水の重量による力(水圧)も受けます。水圧は、震度が10メートル増すごとに1気圧ずつ増加します。


水中の浮力

水の中の物は、どんな物でも水の中のものと同じ体積の水の重さと等しい浮く力(浮力)を受けます。木材などは、木材の重さが浮力と比べて小さく水面に浮きますが、鉄などは、浮力と比べて大きいので沈むことになります。人の場合は、裸で水に入ると、大抵の人は浮力が体重より少しだけ大きく浮くことができます。さらに、ウエットスーツを着用すると、ウエットスーツの浮力がプラスされるため、どんな人でも水面に浮くことができます。ウエットスーツの浮力がプラスされるため、ウエットスーツを着用して水中にもぐるには、鉛のおもりが取付けられたベルトをつけて浮力を調整します。ウエットスーツの浮力は、スーツが気泡の多い生地で作られているため、深くもぐるとスーツの気泡が収縮し、浮力が小さくなる。水面付近では十分な浮力があっても、潜るにつれて浮力が小さくなるので、B.C(不良調整器)に空気を送り込んで、ファンを使わなければ、沈んでいきます。


水素‐酸素混合気体

水素もヘリウムと同じく軽い気体で身体へ溶け込む量が少なく、また、排泄速度が大きい上に深海での麻酔作用が少ないので、深海泉水に使われることがあります。しかし、酸素の割合が4%を超えると爆発の危険があるため、大きな支障となってきます。実際に使用するときは、大気圧では、4%の酸素では人間は窒息してしまうので、水深30mまでは普通の空気で潜水し、水深30mで窒素96%、酸素4%の混合気体に切り替え、さらに深く潜水することとなります。水深30mまでは普通の空気で潜水し、水深30mで窒素96%、酸素4%の混合気体に切り替え、さらに深く潜水する方法で水深150mの潜水に成功した例があります。浮上するときには、逆の操作を行います。


ヘリウム‐酸素混合気体

ヘリウムは不活性ガスの一種ですが、窒素ガスのように高い圧力かで麻酔作用を起こすことがあく、また脂肪に解ける割合は窒素ガス1/3で、しかもヘリウムが排出される速度が大きく、減圧症を起こす危険が少ないため、深海潜水に適しています。また、軽いガスであるので呼吸するときの抵抗も少ないという特徴があります。しかし、ヘリウムは体内に溶けコク速度も大きいので早く飽和してしまう傾向があり、短時間の潜水では空気潜水の時よりもかえって浮上時間が長くなる場合もあります。


窒素‐酸素混合気体

減圧症を起こすのは、空気中の窒素が大きな要因となっていますが、逆に、空気の窒素の分圧(空気中の窒素の量)を下げると体内に溶け込む窒素ガスの量が少なくなるので、減圧症を起こす危険が少なくなります。すなわち、空気潜水に比べて、より深い場所に長時間滞在しても、安全に浮上できる範囲が広がります。しかし、空気中の窒素の割合を少なくするため酸素を多くすることは、酸素の分圧を高くするので、今度は酸素中毒(通常待機条件以上に高い酸素分圧は人体の中枢神経系に障害をもたらす)の危険が増えてくることとなります。


空気潜水と人口空気潜水

空気潜水は、圧縮された空気を呼吸する潜水で、一般に行われている潜水です。人口空気潜水(各種呼吸用混合気体による潜水)は、空気は、酸素約20%、窒素約80%の割合の混合気体ですが、酸素約20%、窒素約80%の割合を高い圧力かで呼吸すると、減圧症、窒素酔いなどの障害が発生する原因となります。したがって、より深い水深での潜水、より長い潜水時間、より短い浮上時間という困難な潜水条件を満たし、かつ安全に潜水できるように、いろいろな混合気体、すなわち人工の空気が研究されています。


潜水方式による分類

潜水の方式による分類としては、体内に溶け込む不活性ガスの状態により飽和潜水と非飽和潜水との分類があります。非飽和潜水は体内不活性ガス(窒素ガス)が完全に体内に溶け込んだ飽和状態となるまで潜水しないもので、通常の潜水は、非飽和潜水に該当します。飽和潜水は、潜水深度が深くなると、人体には不活性ガスが溶け込む量が多くなり、浮上時には人体に溶け込んだ不活性ガスを放出しなければならないため、多くの浮上時間をとる必要があり、潜水時間に比べ浮上時間がはるかに長くなります。しかし、いったん、身体に不活性ガスが完全に溶け込んだ飽和状態に達してしまえば、不活性ガスが飽和状態以上不活性ガスの吸収は行われないため、何日、何ヶ月潜っても浮上時間は変わりません。不活性ガスが飽和状態以上不活性ガスの吸収は行われない原理を利用しているのが、飽和潜水であり、潜水の効率を高めるなどの特徴をもっています。


潜水器の種類による分類

潜水方には、直接、間接に人体に水圧を受けて、自由に手足を動かす方法(軟式潜水)と、潜水病の危険を避けるため、硬い殻に入って人体を強大な水圧から守り、大気圧の状態で、マジックハンドなどを介して作業するもの(硬式潜水)とに大別されます。軟式潜水、硬式潜水の潜水方には多種多様のセンス息が使用された枡が、潜水器の性能を適切に評価して、目的や条件に応じて機種を選定し、潜水器の使用法を誤らぬことが大事です。また、強い水圧をまともに体に受ける軟水潜水では、減圧症の予防のため、浮上に際して適当な減圧方法(浮上方法)をとる必要があります。


器材と数字を表すジェスチャー

水中ライトは、左手で輪を作り、前方に突き出し、左右に振る。水中ノートは、左の人差し指で棒を描く。水中鉛筆は、左手人差し指で書く動作をする。水中カメラは、左手人差し指でマスクの前でシャッターを押す動作をする。ロープは、両手で各々輪を作り、輪と輪を合わせ、左右斜め下に開きながら曲げるような動作をする。ナイフは、左手の平を右手人差し指で切る動作の後、左人差し指で右手人差し指を示す。漁網、網は、左右の手の指を開き、左右の指を交差させ重ねる。1は、人差し指をたてる。2は人差し指と中指をたてる。3は親指、人差し指、中指をたてる。4は、親指以外のほかの4指をたてる。5は、5指全部たてる。6は親指に人差し指の先をあてる。7は、親指に中指の先をあてる。8は、親指にくすり指の先をあてる。9は、親指に小指の先をあてる。0は親指と4指で輪をつくる。


ジェスチャー(手先信号法)の一般動作1

空気が切れた、空気をくれという動作は、右手を水平にし、のどにあてる。揚収せよの動作は、右手を広げ、腕を垂直に上に上げる。急いで助けてくれの動作は、右手を広げ腕を垂直に上に上げて、大きく左右に振る。危険の動作は、右手人差し指を立てて、腕を上下に激しく動かす。浮上せよ、上れの動作は、右手親指で上方を示す。潜れ、下れの動作は、右手親指で下方を示す。異常なし、了解、OKの動作は、右手人差し指と親指とで輪をつくる。いけない、だめ、わからない、なしの動作は、右手を顔の前で、2,3回振る。気をつけよの動作は、両手のこぶしで、各々円を描く。始める、開始の動作は、左手を広げ垂直にし、垂直にした左手の掌を右手こぶしで打つ。
終わり、中止、やめ、とめの動作は、両手の人差し指を顔の前で交差させる。又片手のみで行う場合こぶしを前へ突き出す。また、待機の動作は、右手の平を相手に向け、しばらく静止する。交代、変更、交換、反対にせよの動作は、右手の人差し指と親指を立て、2,3回反転させる。離れろ、どけの動作は、右手の平の親指を下にし広げ、ひじを曲げ、手の平を相手に向け、胸の位置から水をかくような動作で横へ動かす。切るという動作は、右手人差し指で、左手の平を切る動作をする。行けの動作は、右手人差し指を胸付近から行く方向へ胸を伸ばして指差す。もどれ、こいの動作は、手の平を下にして右手を水平に前に出した後、右手を下に曲げながら手前に2,3回引く。記録する動作は、右手人差し指で書く動作をする。
写真を撮る動作は、右手人差し指でシャッターを押す動作をする。深度の動作は、左手一刺しい指で右手首(深度計)を示す。時間の動作は、右手人差し指で左手首(時計)を示す。耳抜き不良の場合は、右手人差し指で右耳を示し、右手を顔の前で左右に振る。副鼻孔がぬけない場合は、右手人差し指で額を示し、右手を顔の前で左右に振る。緊急浮上の動作は、右親指を垂直にたて、上下に小さく、速く、2,3回動かす。バディブリージングの動作は、右手でレギュレターのマウスピースをつかみ、2,3回前方に突き出す。減圧の場合は、左右の手を胸の前で水平にし、平行すする。どうかしたか?疑問の動作は両手を広げ、ななめ下にする。音を立てるな、耳をすませの動作は、右手人差し指をたて、口にあてる。


ジェスチャー(手先信号法の習得)

ジェスチャー(手先信号法の習得)
水中では、音声を発して意思を伝えることができないため、手先信号法を習得しておかなければなりません。特にエアーが切れたなどの信号は生命に関わる問題となるので、必ず覚えておく必要があります。生命に関わる問題となるため、短い文をあるダイバーが手先信号を使って表現し、他のダイバーが手先信号の意味を当てるゲームをダイビングに取り入れるなどして、手先信号の習得に努めましょう。また、ダイビング前には、必ず信号の意味を確認するようにしましょう。


宝探し(コンパスの使い方)

ダイビング中の進む方向は目標物がない場合はコンパスに頼らなければなりませんが、楽しみながらコンパスの使い方を上達するには、次の方法があります。①水中に3~4ヶ所目標物を放置する。目標物間の距離は、100メートル程度。目標物には賞品をつけると、参加者が意欲的になる。②目標物間の方位及び概略の距離を水中ノートにメモする。③スキンダイビングにて、目標物までの経路上の水面を泳ぎ、方位及び時間を確認する。③スタート点からダイビングを開始し、1番目の目標物から最終目標物に達するまで浮上しない(目標物の方位などを記入したメモを見ながら、コンパスを利用して、目標物を探す)。コンパスの使い方のトレーニングですが、コンパスばかりに気をとられていて周囲の状況に注意しないと、目標物の近くを通り抜けてしまうこととなります。


鬼ごっこ(泳力強化のために)

水中で自由に泳ぎまわるためには、フィンの効率的な使い方を覚えるとともに、脚力強化することが大事です。フィンの効率的な使い方や、脚力強化のためのトレーニング方法はいくつも考えられますが、グループで楽しみながらトレーニングするためには、次の方法があります。①水中にロープを使っていくつもの道を作る。②鬼となるダイバーを決める③鬼と鬼以外のダイバーは、ロープで作った道に沿って泳ぐ。④鬼にタッチされたら、鬼を交代する。鬼ごっこは、一生懸命に逃げたり、追いかけることによって、泳力がつきます。また、ロープから手を離さないようにすることで、潜降・浮上の際などにロープから手を離さないようにする習慣も身に着けることができます。


落し物拾い(MSFが外れた場合に備えて)

MSFは波などの影響で外れ易く、MSFが外れた事故を想定した、プールや浅い海でのトレーニング方法があります。
① 水面で、MSFのいずれかを外す。
② 外した器材を水中に落とす。
③ 底で器材を装着する。
MSFを外れた場合に拾うトレーニングのうち、マスクを外した場合は、水中での視界が悪くなり、探すのに苦労し、また、呼吸法を間違えると、鼻から水が入ってくることとなります。落ち着いて行動しましょう。片方のフィンだけで泳ぐことも、慣れれば苦労はありません。


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