実践ダイビング
1700スクール,ダイビングプランは、スキューバダイビング参加者が安全にダイビングを楽しむために計画するものであり、グループ全員がダイビングプランについて十分理解して、不安を感じることなく安心してスキューバダイビングに参加できるようにすることが大切です。ダイビングプランの作成に当たっては、スキューバダイビング参加者のグループの中でも最も経験の浅いダイバーでも余裕を持ってスキューバダイビングが楽しめるように配慮しなければなりません。 スキューバダイビング参加者のグループの中でも最も経験の浅いダイバーでも余裕を持ってスキューバダイビングが楽しめるように配慮しなければならないため、事前に参加者の技術レベル、ダイビングスポット、天候などの情報を集め参加者の技術レベル、ダイビングスポット、天候などの情報を整理して、もっとも適切なダイビングプランを作りましょう。
その他の必要な技術
スキン・ダイビングはMSFを利用して海を楽しむものですが、ダイビング中にマスクやフィンが外れたりすることがあります。ダイビング中にマスクやフィンが外れた時に慌てずに、外れた物を装着し直したり、ダイビング中にマスクやフィンが外れたまま泳いで陸上や線上に戻るためには、次のトレーニングを積んでおく必要があります。マスクを外して泳ぐ。マスク、スノーケルを外して泳ぐ。マスク・スノーケル及び片方のフィンを外して泳ぐ。両方のフィンを外して泳ぐ。外れたマスクなどを水面上や水中ですばやく装着する。
ヨット、ボートからのエントリー
ヨット、ボートは動揺が大きく、前方飛込みができないため、船縁に後ろ向きに腰掛、後方回転の要領でエントリーします。後方回転の要領は次のとおりです。①入水店に他のダイバーや障害物が無いことを確認する。②飛び込んだショックによりマスク等が飛ばされることの無いように、片手でマスクとセカンドステージ、他の手でウエイトベルトをしっかり押さえて、船縁に深く腰掛ける。③後頭部がタンクのバルブに当たらないように顎を引いて、足を上げるようにして上半身を後方に倒し、入水する。⑤入水したら、フィンをゆっくり2~3回動かして浮上する。⑥海面上に浮上したら、船上の物にOKの合図を送り、他のダイバーが続いて入水で器量、入水点から離れる。
岩や船上からのエントリー
岩や船上の場所からは、立った状態から前向きに飛び込む(前方飛び込み)方が安全です。したがって、安定してたっていられる場所であることが条件です。前方飛び込みは飛び込みの基本であり、前方飛び込みの要領は次のとおりです。 ①入水点に他のダイバーや障害物が無いことを確認する。②飛び込んだショックによりマスクが飛ばされることの無いように、片手でマスクとセカンドステージ、他の手でウエイトベルトをしっかり押さえて、縁に立つ。③縁から遠くへ入水できるよう、視線は前方へ向け、縁を強くける。④入水後深く沈むのを抑えるため、足を前後に開き、足から入水する。⑤入水したら、フィンをゆっくり2~3回動かして浮上する。⑥海面上に浮上したら、陸上(船上)の物にOKの合図を送り、他のダイバーが続いて入水できるよう、入水店から離れる
岩場からのエントリー
岩場は、磯波が立ったり、水面下に岩が隠れていたりして危険な場所が多くありますが、磯波が立ったり、水面下に岩が隠れていたりして危険な場所が多くある反対に、小さな入り江など波の影響の無い安全な場所もあります。しかし、入りへは時々大きな波が入ってくることがあるので、並みの様子を常に観察しておく必要があります。周囲を見渡して、安全な場所からエントリーしましょう。入り江では、入り口の岩の縁から飛び込むか、または、奥の方から岩陰に沿って歩いていき、腰程度の深さになったら水中に入ります。岩の縁から飛び込む場合は、水面下に岩が隠れていないことが必要ですが、飛び込んだ後、波で岩に身体をたたきつけられないよう、波が岩に当たって引き返すときを狙って飛び込み、フィンを使って一気に沖まで出ます。
砂場からのエントリー
水に入ることをエントリーと読んでいます。エントリーの方法は、場所や周囲の状況を考慮して、もっとも安全な方法を採ります。エントリーする場合は、エキジットの場所、方法などについても考えます。砂浜からのエントリーは、波打ち際は、波の影響で身体のバランスを失いやすいため腰を若干落とし身体を安定させ、また、マスクなどが飛ばないように手で押さえておきます。腰を若干落とし身体を安定させた姿勢で腰の高さ程度の深さまで歩いていき、潜って、一気に沖合まで泳ぎます。フィンで歩く場合は、横か後ろ向きに歩きます。波打ち際で転んでしまったら、セカンドステージに砂が噛んでいないことを確かめたうえで、セカンドステージをくわえ、這うようにして沖へ出ます(もちろん、危険を感じたら陸上に引き返すべきです)。
レギュレータークリア
スノーケル呼吸からレギュレーター呼吸に切り替える際やバディブリージングの際は、セカンドステージの中に水が入っているので、セカンドステージの中の水を排除しないで呼吸すると、溜まっている水を飲み込むことになります。セカンドステージの中の水を排除しないで呼吸すると、溜まっている水を飲み込むことになるため、呼吸前に水を排除する必要がありますが、呼吸前に水を排除する方法をレギュレータークリアと呼んでおり、2とおりの方法があります。一つ目は、セカンドステージのマウスピースを加え、口から空気を一気に吐き出して、水を排除する。2つ目は、セカンドステージのマウスピースをくわえ、パージボタンを押す。
レギュレーター・リカバリー
スノーケル呼吸からレギュレーター呼吸に切り替える際、セカンドステージはダイバーの後方にまわっているためセカンドステージを引き寄せなければなりません。セカンドステージを引き寄せる方法を、レギュレーター・リカバリーと呼んでいます。レギュレーター・リカバリーの手順は次のとおりです。
① 右肩を下げる(中あるホースが、ダイバーの右後方に反った状態となり、身体をひねる途中圧ホースが見える)。
② 右後方の中圧ホースをみながら、右腕を真後ろから外側に大きく回す(右腕に中圧ホースがかかる)。
③ 右ひじを曲げて、セカンドステージを掴む。
スキューバ・ダイビングの水面遊泳
スキューバ・ダイビングは、スキン・ダイビングの技術をしっかりとマスターしておけば、比較的簡単に技術を習得でします。しかし、スキン・ダイビングと異なり、多くの重い装備を身につけていること、高圧空気を呼吸することなどから注意すべき事柄もあります。スキューバ・ダイビングの装備で水面を泳ぐと疲労が大きいので、ダイビングプランを作る際は長距離の水面遊泳はできるだけ避けるように気をつける必要があります。しかし、短距離の水面遊泳は頻繁に行われるため、水面遊泳の技術を身に着けなければなりません。
水面遊泳においては、タンク内のエアーの消費を節約するため、スノーケル呼吸を行いますが、技術的には、スキン・ダイビングを同じです。しかし、重装備である分だけからだが沈みがちとなり、スノーケル内に水が入りやすくなります。(もちろん、B.Cを使って浮力の調整を行います)。重装備である分だけからだが沈みがちとなり、スノーケル内に水が入りやすくなるため、シュノーケルクリアの技術を完全にマスターしておくことが必要ですが、身体が沈むのを押さえるため、フィンを効率的に使えるようになっておくことが大事です
ヘッドファースト潜降法の方法
① 水面に浮いた上体で、水面下の様子を観察しながら呼吸を整える(深呼吸を2~3回行う)。
② 息を止め、前方回転の要領で、上半身を深く曲げ、顎を引いて頭から水中に入る。
③ 足を振り上げて、逆立ちの状態となる(足を振り上げて、逆立ちの状態となる姿勢をとると身体は沈んでいきますが、手で水を一かきすると、いっそうスムーズに沈んできます)。
④ フィンの先端が水中に没したら、足をゆっくり大きく動かして潜降していきます(フィンが水面に出ている状態では、いくら足を動かしてもスムーズに潜降できません)。
⑤ 息苦しさを感じたら、我慢せず、浮上の態勢をとります。
⑥ 浮上の経路に障害物が無いか、人が泳いでいないかなど周囲の状況を良く観察しながら浮上します(足はゆっくり大きく動かす)。
⑦ 水面に到着したら、スノーケルクリアして呼吸を整える。
ヘッドファースト潜降法
スキン・ダイビングにおいて水中の状況を楽しむためには、限りある肺内の空気を効率的に使う必要があり、無駄な力や動きをなくして体内の酸素消費を抑えて、水中に入ったとたんに息苦しくなるような状態にならないようにしなければなりません。水中に入ったとたんに息苦しくなるような状態にするためには、スムーズは潜降法を身につける必要があります。潜降法には種々ありますが、もっとも効率的に潜降できるヘッドファースト法について説明します。ヘッドファースト(ジャックナイフ型)の潜降法は、水面での遊泳姿勢からスムーズに潜降できる方法です。
スノーケルクリア
スノーケルをくわえたまま、スノーケルに入った水を呼気で排除する方法ですが、ノーケルをくわえたまま、スノーケルに入った水を呼気で排除する方法がうまくできず、口の中に水が入ると、咳き込んで苦しむことがあります。口から息を瞬時に強く吐き出せば、スノーケル内に入った水が排除できます。口から息を瞬時に強く吐き出すことを上手に行うためには、次の動作をスムーズに行う必要があります。①スノーケル内に水が入ったことを感じたら、息を止める(スノーケル内に入った水を飲み込まないため)。②スノーケルの口を舌で押さえる(スノーケル内の水が構内に入ることを防ぐため)。③口から強く息を吐き出す。
マスククリアの方法
マスク内の水の排除をマスククリアという。自分の呼気を効率的に利用して、マスク内の水を排除します。要領を覚えれば、僅かな呼気でマスク内の水を排除できます。マスククリアは、①身体は垂直の状態で顔だけを上方に向け(水面を見るような感じ)、マスクの上部を片手で軽く押さえる。②花から静かにマスクの中に息を吐く(マスク内に空気が溜まり、マスク内の水はマスク下方からマスク外に排除される)。③マスク内の水が完全に排除されたら、マスクを押さえている手を離す。注意事項は、目は開き、排水状況を確認する。口から息を吐かない(口から息を吐くと、鼻から出る空気の量が少なくなる)。顔が前方を向いていると、鼻から吐いた息がマスク内に効率的に入らない。マスクの外に気泡が出るときは、鼻から吐いた息がマスク内に入っていない証拠です。
マスククリア、スノーケルクリアの必要性
ダイビング中には、マスク内やスノーケル内に水が入ってくることが良くあります。マスク内やスノーケル内に水が入ってくるときに進入した水を簡単に排除できなければ、視界が悪くなるうえに水が顔面に触れて不快であり、また、スノーケル呼吸ができなくなるため、ダイビングを中止して水面上に顔を上げ、水を抜かなければなりません。ダイビングを中止して水面上に顔を上げ、水を抜くような面倒なことをしなくてもすむように、マスクやスノーケル内に入った水を簡単に排除できるようにならなければなりません。
スキン・ダイビングのフィンの使い方とフォーム
スキン・ダイビングのフィンの使い方は次の点に注意してフィンを使い、効率的に推進力を得ます。①足首を伸ばしてフィンが水面と平行に近くなるようにする。②膝を伸ばす。③足の付け根からフィンの先端までが一直線となるような感じで、足全体をゆっくり大きく上下に動かす。フォームは視線を進行方向に向け、胸を張り、臀部は水面から出ないようにして、胸は後方に流しておきます。視線を進行方向に向け、胸を張り、臀部は水面から出ないようにして、胸は後方に流しておくというような姿勢をとると、ダイバーは身体が後方に反っているような感じを受けます。膝が大きく曲がっていたり、臀部が水面上に出ていると、身体が前屈みになって、効率的な推進力が得られません。
スキン・ダイビング
スキン・ダイビングとは、MSF(マスク・スノーケル・フィン)を使って、海面を遊泳したり、息をこらえてダイビングをしたりすることです。器材が少なくてすむため、浅い海などで手軽に海の自然が楽しめます。また、スキン・ダイビングはスキューバ・ダイビングに必要な基礎的技術でもあります。まず、スキン・ダイビングに必要な基礎的技術について説明します。遊泳中の姿勢は快適なダイビングを楽しむために、正しい姿勢でフィンを正しく使用して効率的に推進力を得ることが必要です。正しい姿勢でフィンを正しく使用する基礎的な技術を身につけていないと、推進力を得られないため、自分の意思で自由に泳ぎ回ることができず、疲労だけが大きくなります。トレーニングを積んで、正しい技術を身につけましょう。
フリーアセントの方法と注意事項
バディブリージングで助けてくれる相手がいない場合は、自力で浮上しなければなりません。自力で浮上する場合は、呼吸するエアーが無いため、ウエイトを捨てて、フィンを強くキックして一気に浮上しなければなりません。フィンを捨てて一気に浮上する方法をフリーアセントと呼んできます。フリーアセントの注意事項は、浮上するにつれて肺内のエアーが膨張してきて、肺破裂の危険があります。肺破裂の危険があるため、浮上の時は、顔を上方に向けることによって気道を開き、口笛を吹く感じで、肺内の膨張したエアーを吐き出さなければなりません。トレーニングにおいては、口から離したセカンドステージは、右手でしっかり持っていなくてはなりません。
バディブリージングの方法と注意事項
バディブリージングとは、バディの片方(B女とする)がエアー切れとなった場合にバディの相手(A男とする)のエアーを二人が交互で呼吸する方法です。バディブリージングは、次の要領で行います。①お互いの型に腕を回し、2人がぴったり寄り添う(A男が右側になる)。②A男は、2~3回呼吸してから、バージボタンを押しながらB女にマウスピースをくわえさす。③B女は、2~3回呼吸したら頷くなどしてA男に知らせる。④A男はB女の口からマウスピースを話、再び自分で2~3回呼吸する。⑤以下動作の繰り返し。注意事項として、マウスピースはA男が持ち、B女は触らないようにする。呼吸の回数は、最大3回とする、3回以上だと、相手が苦しくなって慌てる。最初の呼吸するときは必ずバージボタンを押して、セカンドステージ内の水を排除する。
浮上
フィンでキックしながら、毎分10~18メートルのスピードで浮上します。浮上スピードの目安は、目の前を浮上して行く小さな気泡の浮上スピードより速くなってはいけません。浮上するにつれて、肺やB.C内のエアーが膨張するので、息を吸ったり吐いたり普通の呼吸をしながら、B.Cの排気ボタンを押して、B.C内の余分なエアーを排気しながら浮上しなければなりません。水面付近(水深3メートル程度)に近づいたらいったん停止して、付近に走っているボートなどが無いか、スクリュー音に注意しながら水面付近を見渡し、危険の無いことを確認してから水面まで浮上しましょう。なお、無減圧のダイビングでも、水深3メートルで暫く停止することは、身体にとって良いことです。
潜降スピード
潜水時間とは、潜降を開始してから浮上を開始するまでの時間のことですから、海底で長い時間楽しむためには、潜降スピードを早くして潜降にかかる時間をできるだけ短くしたほうが有利です。しかし、潜降スピードが速すぎると、耳抜きや浮力の調整に失敗して事故の原因となるので、自分の体調にあわせ、耳抜き、浮力調整などが確実に行える範囲のスピードで潜降しなければなりません。自分の体調にあわせ、耳抜き、浮力調整などが確実に行える範囲のスピードで潜降する場合、自分のスピードだけにとらわれていると、バディと離れてしまうので、潜降スピードの遅い者にあわせて、バディが一緒に潜降していかなければなりません。
潜降法
立ち姿勢で、B.Cのパワーインフレーターを左手で肩より高く上げ、排気ボタンを押してB.C内のエアーを排気しながら、足から潜降します。右手は、鼻をつまみ、耳抜きを行います。潜降するスピードが速すぎる場合は、給気ボタンを押してB.Cにエアーを送るか、または、フィンでキックして潜降スピードを調整します。なお、立ち姿勢で潜降する方法は初心者向きですが、海中の目標が確認できなかったり、潮に流されやすいので、ダイビングにある程度慣れてきたら、スキンダイビングにおいて習得したヘッドファーストにより潜降したほうが良いといえます。
深いところでダイビングする場合は、海底に到着するまでの間に、潮に流されたり、方向感覚が狂ったりして予定のポイントに到着することはできません。位置を見失って事故の原因となります。方向感覚が狂ったりして予定のポイントに到着することができないであるとか、位置を見失うため、海面から海底までのロープを垂らすか、ボートのアンカーロープを利用して、海面から海底までのロープかボートのアンカーロープに沿って潜降し、ダイバーの位置が判らなくなることの無いようにしなければなりません。
砂浜と岩場とボートからのエキジット
水から出ることをエキジットと呼びます。砂浜からのエキジットは身体が改定に離れるところまで泳いで域、波の動きに合わせてすばやく立ち上がり、上陸します。立ち上がれない場合は、四つん這いで上陸します。尚、完全に陸上するまでは、口からセカンドステージを離さないようにします。岩場からのエキジットは、岩に叩き付けられたり、フジツボなどで負傷することがあるので、波の影響の無い静かな入り江の奥などでエキジットします。タンク、ウエイトベルトを外して、引き上げてもらい、上陸します。ボートへのエキジットは、タンク、ウエイトベルトを引き上げてもらい、ステップを利用して上がります。フィンをつけてステップを登ることは初心者にとっては困難なので、ステップに足をかけたら、フィンを外し、フィンを引き上げてもらい上がります。
エントリー・エキジット・ポイント
事前にインストラクター、ガイド・ダイバーまたはグループリーダーとエントリー・エキジット・ポイント、潜水時間などの潜水計画についての打ち合わせを行い、気象、潮流、水深などを考慮して適当なエントリー・エキジット・ポイントを定めておきます。現場に到着したら、ボートを固定させた後、正確な船位を確認します。A旗を掲揚します。カレント・ラインを流します。テンダーまたは昇降用ボートを準備します。インストラクターまたはガイド・ダイバーがいない場合には、潜水器材及び潜水器材の装着状況の点検をバディ同士で行わせます。呼戻し信号(リコール・サイン)を再確認します。時計の照合を行い、エントリー時間及びエキジット時間を確認します。
必ずエンジンの停止、海面上の障害物及び他のダイバーの有無を確認し、左右舷から順番にエントリーさせます。また、必要に応じ、ダイバーのエントリーの補助を行います。エキジットの際には、潜水器材の引き上げやダイバーの乗船の補助を行い、必ず人数を確認します。あらかじめ、エントリーの順番、エキジットの順番を決めておくのもひとつの方策です。航行中に見張りを置き、船位を確認することは、安全な航海の基本ですので守りましょう。航走中はもとより、漂泊、錨泊して、ダイビングを行う場合にも、見張りを船に残し、ダイバーの監視及び他の船舶の接近に注意を払うとともに、定期的に船位を確認します。
ダイビング終了後の確認など
インストラクターまたはガイド・ダイバーは、ダイビングを終了した時、ダイバーの人数、身体的または生理的な障害の有無、潜水計画連絡先への終了した旨の連絡、実際に潜った深度及び潜水時間など(ログブックへの記入)の事項について確認などを行う必要があります。また、ダイビング・ツアーを企画している旅行会社をはじめとするダイビング・サービス提供者は、参加者がダイビング終了後の岐路、高地・高所のルートを通過する場合は航空機に乗る場合には、潜水の深度、休養の時間などを考慮した旅行計画を立てるよう考慮すべきです。また、ダイビング・サービス提供者は、事故者が適切な治療を受けるために活用されるよう、サービスを提供したダイバーの実際に潜った深度及び潜水時間などを記録し、保管しておくことも必要です。
浮上開始の場合の注意
インストラクターまたはガイド・ダイバーは、潜水計画が終了した場合には(初手印残圧または浮上時間になった場合)、残圧空気量の少ないダイバーから先に浮上を開始させるか、または予め定めておいたバディの順に浮上を開始させ、最後に海底に参加者がいないことを確認した後浮上するようにします。インストラクターまたはガイド・ダイバーはダイビング中にトラブルが発生した場合には、トラブルの状況、スタッフの有無及びダイビングの人数、気象・海象の状況などに応じ適切に対処する必要があります。
バディシステムの励行
インストラクターまたはガイド・ダイバーは、バディ間及びチーム間の意思疎通を図るため、エントリー前に水中でのコミュニケーションの方法(手先信号、水中メモ板、音響信号、ロープなど)、緊急浮上法、バディの一方を見失った場合の処置などについて参加者に対して確認を行うとともに、次のバディシステムに関する留意事項を参加者に対し十分指導し、ダイビング中は留意事項を守らせます。バディは互いに寄り添い、離れないように注意する(緊急時に援助可能な距離は、2~3メートルとされている)。潜水中は相手に注意を払い、事前に打ち合わせた事項を守る。互いに見失った場合には、最大限1分くらい探した後、浮上して待つ。
ダイビング中の安全対策
インストラクターまたはガイド・ダイバーの管理の下でのダイビング・サービスを提供するものは、インストラクターまたはガイド・ダイバーに対し、次のようなダイビング中における安全対策を講じさせる必要があります。チームの編成に当たり、参加者を監視できる体制とするほか、海岸の近くで潜る場合には、海岸に見張りを配置するように努めます。また、ボート・ダイビングの場合には、ボートに見張りを必ず配置するようにします。インストラクターまたはガイド・ダイバーは、一般ダイバーを引率してダイビングを行っている間は、海底の目印、水深、コンパスの方位、太陽光線の方角などにより、エキジット・ポイントの方位を確認し、潮流、水温などの海象及び地形に変化に注意を払う必要があります。ボート・ダイビングの場合は、潮流の上手に向かって潜降し、アンカーロープ、潜降ロープなどを利用して昇降します。
ダイビング中止の判断
インストラクターまたはガイド・ダイバーは、エントリー直前に次のような状態になった場合には、スクールまたはファン・ダイビングを中止することが必要です。なお、現地のコンディションの判断に当たっては、現地のダイビング・ショップ、リゾート施設などの関係者の意見を参考にする必要があります。気象・海象などの潜水環境が悪化した場合。潜水環境に必要な用具が不十分であり、または準備できない場合。参加者全員を十分監視できる体制でなくなった場合。その他ダイビングを行うに当たり危険であると判断される場合。また、参加者が次のような状態になった場合には、当該参加者のダイビングを中止させる。健康状態または体調が悪くなった場合。潜水環境に必要な潜水器材が不十分な場合。どの他ダイビングを行うに当たり危険であると判断される場合。
エアーが切れたとき
潜水中にエアー切れを起こすということは、潜水を行うものにとって死につながることとなるため、最も恥ずべきことであり絶対に避けるべきものです。しかし実際にはレギュレーターなどの器材の故障が起これば、必然的にエアー切れと同じ状態が起こるわけです。器材の故障が起これば、エアー切れと同じ状態になることから、エアー切れに対しては常に過敏すぎるほどの注意を払う必要があります。不幸にしてエアー切れが起こったときは、バディのエアーを分けてもらったり、緊急浮上を行ったりして助かる道が開けます。
バディのエアーを分けてもらうことについては、相手との関係もあり、常に安心して行うことのできる方法でもありませんので、緊急浮上ができるように技術をマスターしておくことが望まれます。しかしエアー切れは、突如として起こることが多く、瞬間に何をすべきか判断することは、相当に訓練を積んだものであっても困難です。ひとつ言えることは、レギュレーターからの呼吸を行う際、息を吐く時に、ほんの一息分エアーを残し、次に息を吸うとき、その一息分を一瞬はいた後、一息分のエアーが確保され、一息分のエアーが確保された分冷静な判断が行うことができるでしょう。(この一息が緊急浮上に有効に使えます)。
ダイビング器材を失ったとき
ダイビング中に器材を失くした場合の潜水訓練に妨害排除があります。妨害排除は、潜水している相手のフィン、マスク、ウエイト等の器材を取り去ったり、ボンベのバルブを閉めたりする妨害行為を行い、ダイビング中に器材が失ったときに対応する訓練です。器材を取り去ったり、ボンベのバルブを閉めたりする妨害行為に慣れれば、ボンベのみで、潜水は続行できます。しかし、ボンベのみの潜水は厳しい訓練を積み重ねた結果で、レジャー・ダイビングで器材を失えば潜水続行不可能と見て、潜水を中止するべきです。危険な例としては、フィンを流出して必死に泳ぎ帰ろうとし、力尽きて流されてしまう例を耳にします。器材に対する執着心が遭難を招いた例です。フィンを流出した場合は、ウエイト、ボンベを捨てて、スーツの浮力で比較的楽に泳ぐことができる。
氷下ダイビングの注意点
凍傷は、身体の末端に発生し易いため定期的にスーツを温めたり、マッサージを行ったりして血行を良くします。痛みがある間は問題ありませんが、感覚がなくなれば危険と考える必要があります。定期的に体温を測定し、35度を一応の目安とします。35度以下になると非常に危険であり、死に到る場合もあります。流氷下は閉鎖された区域であることから、導索を確実にとり、脱出口を常に確認しておきます。監視員を配置し、緊急時の体制を整えて起きます。不幸にも導索を失ってしまい、脱出口を見失ったときは、脱出口を探して動き回ろうとせず、動き回らず浮上した方が良いでしょう。もし氷上の除雪ができていれば、透視できることがあるからです。
寒冷地ダイビング注意点
寒冷地、特に流氷下などでダイビングを実施するには、寒冷地における十分な対策を考慮したうえで始めて行うことができるものです。海水深度は氷点下といっても-3度前後ですが、注意が必要なのは氷上の気温です。風が強くなればなる程、体感温度は低下し-20~-30度まで簡単に達します。したがって氷上の低音への対策が非常に重要となります。寒冷地ダイビングを行うための注意点としては、レギュレーターの第一段減圧部及び第二段減圧部の作動が凍結のため、フリーフローやエアーの供給停止の状態となり使用不能となってしまいます。フリーフローやエアーの供給停止の状態となり使用不能となった際は直ちにダイブを中止しなければなりません。寒冷地用として、ダイバーの呼気を利用するなどにより凍結防止機能を備えたレギュレーターもあります。
マスク、フィンなどのゴムのストラップ部分が凍結し、硬化してしまうため強く引っ張るとちぎれてしまいます。凍結し、硬化してしまうため強く引っ張るとちぎれてしまうため再度使用するときは、海水につけるなどして、凍結部分はほぐした後使用します。潜水中においてスーツが凍結することは先ず考えられませんが、水面上において、ぬれたスーツが寒気にさらされたときに凍結します。浮上後はウィンドブレーカーなどを着用し、寒気に直接身体をさらさないようにしなければなりません。
深深度ダイビング
レジャー・ダイビングにおいて、潜る最大の深度は、20~30メートルにとどめておくべきです。潜る最大の深度を20~30メートルにとどめるのは、深度が深くなればなる程、親水に必要な空気の量が多くなり、また、障害が発生する危険性が大きくなるためです。深深度潜水を行うための留意事項としては、潜水深度、時間に応じた大容量のボンベが必要となります。減圧に対する各種装備、支援体制が必要となります。深深度になればなるほど、各種障害(減圧症、窒素酔いなど)が発生しやすくなります。深深度という先進的な重圧感及び環境の変化からパニックに陥りやすくなります。予想もしない潮流の流れ、水温の低下があります。
磯場のある場所での岩場への取り付き方法
磯場のある場所での岩場への取り付き方法は、うねりの雰囲気をつかむために、まず、軽装備(MSF)の状態から始めます。取り付こうとする岩場の2~3m手前で待機し、目標の岩場と背後から来る波を交互に見、波の静まる機会を伺います。波が静まり、かつ推移が最大となったときには、ためらうことなく目標の岩場へ取り付きます。岩場へ取り付いた後は、すぐに波の影響のない場所まで上がり、途中でとどまることのないようにします。取り付いた直後に運悪く波を受け、こらえきれなくなった場合は、潔く波の動きに身を任せた方が、無理に逆らうより被害が少ない場合が多いようです。
磯波でのダイビングの注意事項
潜水中、身体が岩などにたたきつけられたり、擦られたりするので、手袋、肘、膝当てを用意し、できればヘルメットを着用します。波の状況を良く観察します。目の前の波だけでなく、遠くのうねりまで観察します。また、遠くのうねりが自分の位置まで到達する時間を見積もります。潮位がいちばん下がった直後には、最大のうねりが押し寄せてくることがあります。岩場で囲まれた狭い水道は、オープンな場所に比べると波の影響が大きくなるので、水道内及び水道の付近に接近する際は、特に注意します。うねりは、多方向から同時に来ることもあります。うねりのエネルギーは表面で最大となり、水深が深くなるにしたがって加速度的に減少するため、高いうねりのある場所においても、4~5メートル以上も潜れば、かなり安定した状態となります。うねりに身体が持っていかれた場合には、流れに身を任せると容易に離脱できるような場合があります。
磯波のある場所でのダイビング
波の強大なエネルギーは、想像を絶するものがあり、人間の体のような小さなものを吹き飛ばすことは、何の造作もありません。人間の体のような小さなものを吹き飛ばすことは、何の造作もないため、磯波付近での潜水は一歩誤れば波に体後と持っていかれ、岩へ叩き付けられたり、器材を流失したりして非常に危険な状態になることがあります。安全に潜水を行うためには、磯波のある場所に近寄らないことがいちばんの解決策ですが、どうしても潜水を実行するのであれば、注意する必要があります。
湖でのダイビング
障害物及び湖底に堆積した泥をフィンであおることによる司会の悪化などが考えられるので、堆積した泥を巻き上げないため、ウエイトを少し軽くすることにより下半身を上にあげた姿勢で泳ぎ、土砂などの舞上げを極力避けます。湖底の形状などについての資料が十分に整っていない場合には、付近の状況をよく調査の上潜水します。藻中では、速い動作や大きな動作をすると絡みやすいので、フィンは小さく、ゆっくり動かし、手を使用して移動します。器材に藻が絡みつき離れなくなったときは、気分を落ち着け、器材を体から話、解放します。藻中から脱出する場合には、水面に向かって垂直に脱出します。
急流でのダイビング(滝壺)
一般的に滝つぼに一度巻き込まれると二度と浮き上がらないといわれていますが、実際は一度巻き込まれると二度と浮き上がらないことはなく、一度巻き込まれたものも、巻き込まれたあと浮上してきます。滝のフォールの落下点の直前まで、水面上は下向きの流れがなく、落下点になると突如として強い下向きの流れに変わります。落下点になると突如として強い下向きの流れにかわるために滝壺に巻き込まれるという現象が起きます。強い下向きの流れに巻き込まれれば、もはやなす術もないため、無駄に手足をばたつかせるより流れに身を任せるほうがよく、流れに身を任せれば滝壺内の自然な流れにより自然と脱出できることがあります。
急流でのダイビング(急潮流下、沢)
急流での潜水は、強い流水のため体の移動及び保持が困難であり、また、マスク、レギュレーター、フィンなどの器材を流出する恐れもあります。器材の流出を防ぐため、マスク、フィン等のストラップは、いつもより強めにして締めます。流れに逆らって泳がずに、流れを利用し、無駄な体力の消費を避けるべきです。体の支えとなるもの、例えば索、岩、船体などを利用して、海中景色の鑑賞などの活動を行います。急流かでも、船体や岩のような流れの障害となるものの周辺では、流れの弱い場所があるので、急速がとれます。急流である海域も転流時を狙えば約30分は、潮流のない時期に潜水できます。沢などでの急流では、自己の泳力のみでは不可能であり、ひたすら岸づたいに流れのたるみを捉え、かつ、手がかりとなるもので体を支えながら、沢を登っていきます。沢を登る際、体は流れの抵抗を少なくするために全没し、水面上に出さないほうが比較的楽に進めます。
洞窟及び沈船などへのダイビング
洞窟及び沈船などは、内部の構造が入り組み、又昼間でも光の届かない世界であるため、ダイバーはバランス間隔を失いやすいことから、洞窟及び沈船などへの潜水を行うには、索潜水(出口を見失うことのないよう、索の端末を出入口、他の端末をダイバーに結んで行う潜水)を基本とし、入り口には警備員を配置し、索は張り合わせ、信号が良く伝わる状態にします。なお、索の端末は自分の体に結びつけ、容易に解けないようにし、かつ索を腕にかけ微妙な信号も感じるようにします。進入時間以上に、脱出には時間がかかることを念頭に置き、潜水時間の管理を確実にしておきます。深深度にて沈船などの潜水を行う場合は、緊急時に備え入り口等に予備ボンベを用意しておきます。入り口から大光量のライトを内部に向け照射しておくと、入り口の確認が容易となります。進入時には必ず緊急脱出する際のサインを決めておく(サインには、光、音、索信号によるものがあります)。
夜間ダイビング
人間には、暗闇に対する恐怖感があって、経験の少ないものが夜間に昼間と同様に潜水することは困難です。また、水面上における支援も昼間と同様に実施することはできません。夜間潜水を安全に行うには、陸上の灯火が多い場所又は月明かりの夜は、ライトなしでも見えることが多いので、ダイビングの時間や場所の選定には注意が必要です。浮上時には、上方に水中ライトを向け水面を照らし、浮上場所を海上にいる人や船行船舶に示します。水中ライトの光などの強い光を直接見ると、しばらくは周囲が見えなくなるので直接見ないようにします。避けられない場合には片目をつぶり、見るようにします。自分の位置に不安を感じたり、バディとはぐれたりしたときは、動き回らずに、直ちに浮上します。水中ライトはスポット式の物はある一点しか見えないため、できる限り広角式を使用します。上下の感覚がつかめないこともあるので、呼吸の浮上する方向で上下方向を判断します。
ダイビング位置の確認
ダイビング中に、遭難しそうな状況に陥った時、一番重要となるのが、事故の位置の的確な把握及び他の者から事故の位置を容易に発見させる方法です。ダイビング中は、視界内に目標物(得意な形状をしたいわ、陸上の建物などの建造物)を探し、可能な限りトランジット(見通し)をとります。そして一定の感覚ごとの浮上時間を決め位置の確認を行います。大事なことは、最初のダイビング地点から大幅に位置を変えないように、適宜、位置を修正することです。また、不幸にも遭難したときに備えて他からの発見を容易にするために、目立つ色のウエットスーツ(例えば黄色、オレンジ)を着用する、ライト類(水中ライト類)、ケミカルライト(液体の化学反応によって光を発する)、フロート類などの信号具といったような器材を装着しておくことが必要です。
自分のダイビング能力の把握
10年以上も訓練をつんだプロダイバーでさえも、泉水から遠ざかっている場合には、先ずは基本に戻り呼吸停止、素潜りなどから訓練を開始し、自分の体調を観察し、徐々に体を慣らすことから始めるものです。自分の能力過信が事故に結びつく事例が数多く発生しています。特にレジャー・ダイバーにおいては、定期的に訓練を積み重ねるということが不可能な状態に近く、基本訓練が十分できない状況で潜水を行っていることが考えられます。基本訓練が十分できない状況で潜水を行っていることが考えられるため、自分の潜水能力を正しく判断することが重要ですので、マスククリアーは、いつもと同じようにスムーズに行えるか、呼吸停止できる時間は短くなっていないか、スムーズにフィンが使えるか、体が水になじむ感じが変わっていないか、というチェックを自分なりに考え、自己の能力を的確に把握することが望まれます。
ダイビングの役割分担
ダイビングは、個人単独で実施することなく、最低2人1組のバディを組、二人が協力して安全にダイビングを楽しむことが原則ですが、バディの2人がともに初心者であると、事故が発生したときに自分が助かることで精一杯となり、相手を助ける余裕がないため、バディの意味がありません。バディの内リーダーとなるものは、相手に適切な指導ができるようベテランのダイバーでなければなりません。また、2組以上のバディグループでダイビングする場合は、リーダーとなるバディを決めて、リーダーのバディの指導の下でまとまってダイビングを楽しみましょう。船員がいっせいにダイビングすることなく、戦場あるいは海岸で、船の接近、天候の変化など海綿状の様子に注意したり、ダイバーの潜水時間の管理、ダイバーの発する気泡の位置に注意するなどして、海面上から事故の防止に努める人の配置も必要です。
コースの選定
コースの選定に当たっては、岩、海底の起伏などダイバーの目印となるような大きな目標があることが、コースを誤らないために大切なことです。ただし海底の起伏が激しすぎて、谷間に入ったダイバーが他のダイバーから隠れたり、狭い岩の隙間を通るようなコースは危険です。適当な目標物がない場合は、ブイとロープを利用してコースを設定することも必要です。また、付近に網が設置してあったり、海草が茂っているところは、ダイバーが流されて、網や海草に捕まってしまう危険があるので、網や海草があるようなコースは選ばないようにしなければなりません。
深度が変化するコースは、前半(往路)が深度の深いところ、後半(復路)が深度の浅いところとなるよう計算する必要があります。前半(往路)が深度の深いところ、後半(復路)が深度の浅いところとなるよう計算する必要がある理由は、潜水時間とは潜降を開始してから浮上を開始するまでの時間を言いますので、ダイビング前半の深度を深くしたほうが、ダイビング後半の深度を深くした場合より浮上買い指示の飽和窒素の量が少なくなり、安全再度で潜水できます。また、途中のエアー切れも防止できます。
潜水可能時間
潜水可能時間は、減圧症予防のためのダイビングテーブルに定められた時間とエアータンク内の空気消費時間の二つの要素によって決定されます。減圧症予防のためのダイビングテーブルに定められた時間とエアータンク内の空気消費時間の二つの時間のうちいずれか短い時間を潜水可能時間として、ダイビングプランを立てます。エアータンク内の空気消費時間について説明します。エアータンク内の空気量はタンクの容積と空気の充填圧力によって決まってきます。また、ダイバーの空気消費量は、水面付近では一般的に毎分約40リットルですが、ダイバーが水面付近で消費する毎分約40リットルの空気消費量は深度によって変化するので、ダイビング深度が計画されたならば、ダイビング深度によって潜水可能時間を計算しなければなりません。
潜水可能時間は、タンク内の空気量がゼロになるまでの時間ですので、タンク内の空気量がゼロになるまでの時間いっぱいにダイビング時間を決めると途中でエアー切れとなる可能性もあります。また、空気の消費量は運動量によっても大きく変化し、個人差もあります。特に、経験の浅いダイバーは空気の消費量が多くなります。したがって、ダイビング時間を決めるときは、ダイビング終了時にタンク内の空気の残圧が少なくとも30kg/cm2は残るよう、余裕のあるプランを立てましょう。一方、ダイバーはダイビングの途中でエアー切れとならないよう、頻繁に残圧計をチェックする習慣を身につけましょう。
ダイビングスポットの選定
海岸からのダイビングにおいて、エントリー、エキジットする場所は波のないところを選ばなければなりません。波が大きいと、ダイバーは重量のあるスキューバ器材を装着しているため、波打ち際等で非常に苦労します。
ダイビングスポットの危険と選定
ダイビングスポットの選定は、潮の流れのない所、海中の透明度が良い所、危険な生物がいない所を選ぶことは無論ですが、海底の形状も考慮します。海底の一部が部分的に大きく隆起している所や一方的に傾斜している海底は、ダイバーも気付かないうちに予定の水深をオーバーすることがあり、危険です。磯場など水深が浅くて地形が複雑に変化している所は、磯波が立ち、変則的な浅い潮の流れがあるため、波に翻弄され、波が岩にたたきつけられ負傷することもあります。海岸からのダイビングにおいて、エントリー、エキジットする場所は波のない所を選ばなければなりません。波が大きいと、ダイバーは重量のあるスキューバ器材を装着しているため、波打ち際等で非常に苦労します。船の交通量の多い海域はダイバーの船との接触事故の恐れがあり、漁業用の網などのある所や海草が茂るところはダイバーの身体が漁業用の網や海草の物に絡む事故などの危険性があります。
ダイビングプランの留意事項
ダイビングプランは、ダイビング参加者が安全にダイビングを楽しむために計画するものであり、グループ全員がダイビングプランについて十分理解して、不安を感じることなく安心してダイビングに参加できるようにすることが大切です。ダイビングプランの作成に当たっては、ダイビング参加者のグループの中でも最も経験の浅いダイバーでも余裕を持ってダイビングが楽しめるように配慮しなければなりません。ダイビング参加者のグループの中でも最も経験の浅いダイバーでも余裕を持ってダイビングが楽しめるように配慮しなければならないため、事前に参加者の技術レベル、ダイビングスポット、天候などの情報を集め参加者の技術レベル、ダイビングスポット、天候などの情報を整理して、もっとも適切なダイビングプランを作りましょう。